環境にやさしい包装について考える

包装による環境負荷を少なくするために、マイバッグ運動があります。

こうした消費者運動は、1992年にブラジルのリオデジャネイロで開催された環境サミットに始まります。

この会議では、世界は持続可能な発展を図ること、その一部として、すべての国で2000年までに容器包装の量的生産を削減するプログラムを実施すべきことが決まりました。

日本でも循環型社会形成推進基本法の中の個別法の容器包装リサイクル法の完全実施は2000年でした。

容器包装リサイクル法の当面の目的は、包装廃棄物の埋め立てを少なくすることでした。最終目標は、3Rの推進です。

3Rとはリデュース、リユース、リサイクルです。それまでの過剰包装の是正や適性包装の推進よりも地球環境問題を正面に据えたものになっています。

容器包装の3Rの中で環境負荷の低減に最も効果があるのはリデュースと言われています。

レジ袋有料化もこの一環です。また、ガラス瓶、ペットボトル、アルミ缶などで薄肉化や軽量化が図られています。

ペットボトルでは、2リットルでは63グラムから42グラムに軽量化されています。

ガラス瓶も約10年で三分の一の軽量化が図られています。リデュースの面でみた包装の簡易化は、箱の中の仕切りを廃止したり、中箱を廃止したりしています。

ボトルの詰替容器も原料のリデュースに貢献しているといえます。廃棄するときの容量を小さくするというクラッシャブルボトルも一般的になりました。

3R運動の目標は、地球温暖化の防止であり、環境負荷の低減です。一般消費者が環境負荷の少ない商品を選択するときの参考にする種々の環境マークがあります。

環境ラベルやエコラベルで消費者にもわかりやすくしています。

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