カット野菜というのは、切断で呼吸量が非常に高まります。そのため、野菜の種類やカットの大きさ、切り方、水に晒したり、脱水時間というもので、大きく呼吸量が変わってしまいます。また、カット野菜の包装では、酸欠による異臭の発生が問題になります。適切なガス透過性の包材を選び、低温で流通して、温度変動が少なくなるように温度管理に気をつけなければなりません。鮮度保持の包装の原理を考えて、包装の種類と包材の特性を知るということ。それによってトレイ、ラップ、密封系個包装、開封系個包装といろいろな形態を選ぶことになります。包装とういうのは、商品の売価に占める割合は10%程度。包装産業の出荷額というのは6兆円の規模です。その10倍の6兆円あまりの産業に関係しているということです。今の世の中、包装していないものを探すほうが難しいといえます。多種多様な商品が包装されています。