光とフィルム

一部の光は、フィルムの表面と裏面およびフィルム内の結晶、スリップ剤などで反射して、積分級の中に入らないそうです。積分級は、トラップに標準白居たをセットすると、このたまに入って来た全光の量を、フィルムを挿入しないで、測定した全光量で除した量を100倍したものを「全光線透過率」といいます。

通常は、フィルムを装着しないときの全光量を測定器の表示の100にセットします。なので、全光線透過率は、フィルムを挿入したときの測定値そのものとなります。次にフィルムをはずします。トラップの前の漂白板も外します。光線は、大部分が開き角度片側4度のトラップの中に入ります。光電池では感知されなくなります。

しかし、測定器自体による散乱光量が測定されます。最後にそのままの状態でフィルムをセットして、装置自体とフィルムの散乱光を測定します。