プラスチック包装材料の材質識別表示というのは、これまでは1989年にアメリカのプラスチック協会(SPI)が、プラスチック廃棄物の効率的な分別や収集促進のために判定したSPIコードが使用されてきました。しかし、このコードは、単純に材質識別のためのものなので、それがリサイクル可能かどうかを意味しません。そのため、可能か不可能かを誤解を招きやすいといわれていました。ブランドオーナーは、すべての材質に共通で顧客にわかりやすいHow2Recycleラベルの表示に移行しつつあります。How2Recycleラベルの表示は、それぞれの個々のパッケージについて、顧客目線でリサイクルガイドラインを図示したものです。包装の環境団体・サステナブルパッケージング連合によって2012年に完成されました。現在では多くの企業に採用されています。